
北但大震災から93年目の今日は、午前中には消防訓練が行われ、
城崎町内の寺院が集い供養塔にて慰霊の供養をさせていただく。
そんな今日この日に、東京大学史料編纂所 中世史料部の先生と豊岡市教育委員会の方々が、温泉寺所蔵の中世以前の古文書の調査にお越しになりました!
1,300年に及ぶ歴史を有する城崎温泉も、北但大震災により倒壊し焦土と化して、その歴史を示す史料の大半を失いました。
そのなかで幸いにして温泉寺は倒壊、焼失の災を逃れ多くの史料・古文化財を今に伝えております。
これらの史料・古文化財は、城崎温泉の歴史を示すのみならず、
今後も研究者の資料として歴史を語ってくれる宝であります。
北但大震災の記念日にあたり、古文書を前に感慨深く思いを巡らせ、先人に感謝し、次の世代へと護り伝える責任の重さを痛感させていただきました。