屋根やさんの仕事は
もの凄く的確でスピーディーです。
進捗が日々どころか、見て取れるほど進んでいきます。

そして、しかも合理的というか
これぞエコ!!
運搬や、加工をする時にどうしても出来てしまう
瓦の破片。
これをゴミにしてしまうのではなく
繋ぎとして使い、瓦の安定を図っているそうです。
合理的で素晴らしいエコロジーではありませんか!
さすが日本文化!
天晴れであります。

先日アップした記事の中に
昨今は瓦を葺くのに土を使わない。
と書きましたが、
降棟を葺くには、当然と言えば当然ですが、
さすがに土も必要なようです。
見慣れた瓦屋さんの仕事風景です。

降棟の下地が出来ていますが、
どこか変な点に気付きませんか?
上写真の右側に注目です!
そうです。正解は、
棟が出来ていくのに、一部瓦が葺けていないんです。
まさかの葺き忘れ!?
・・・そんなはずはありません。
実は、以前に書いたように
瓦の御寄進や、浄財を賜わった方々の願意を
瓦に書き記させていただいております。
これから御寄進をくださる方の分を
瓦屋さんが気を使って
瓦を葺かずに空けてくださっているんです。
決め細やかなお気遣いに感謝です。
あと60枚分程度空けて下さっています。
御寄進をくださいます方、
瓦の奉納と御祈願をご希望の方は
お早めにお願い致します。

降棟のみならず
棟も仮止めされています。
屋根の仕舞いはもう少しで完了です。